
<パリ五輪 最終日◇10日◇ル・ゴルフナショナル(フランス)◇6374ヤード・パー72>
「パリ五輪」の女子ゴルフ競技は最終ラウンドが終了し、日本代表の山下美夢有はスコアを一つ落としトータル6アンダーで終了。4位タイに入ったが、メダル獲得を逃した。
首位と2打差からスタートした山下は8番までは2バーディ・2ボギーで耐えたが、9番で痛恨のダブルボギー。順位を落として折り返した。
後半に入ってもパーを並べたが、14番、そして15番で連続バーディ。一時は2位タイまで浮上した。しかし続く16番パー3でティショットを池に入れて痛恨のダブルボギーに。18番パー5では、入れば銅メダルをかけたプレーオフに進める可能性を残したイーグルパットを外し、稲見萌寧に続く日本女子勢2大会連続のメダルはかなわなかった。
2016年の「リオ五輪」で銀メダル、前回の東京大会で銅メダルを獲得しているリディア・コ(ニュージーランド)がトータル10アンダーで金メダルを獲得。これで“金・銀・銅”の五輪メダルすべてをコンプリートした。
この日6つ伸ばしたエスター・ヘンセライト(ドイツ)がトータル8アンダー・2位で銀メダル。リン・シユ(中国)がトータル7アンダーの3位で銅メダルを獲得した。
山下と同じトータル6アンダーの4位タイにハナ・グリーン(オーストラリア)、ビアンカ・パグダンガナン(フィリピン)、エイミー・ヤン(韓国)。東京五輪金メダリストのネリー・コルダ(米国)はトータル1アンダーの22位タイで4日間を終えた。
笹生優花はこの日「82」を叩き、トータル17オーバーの54位で終戦。フィリピン代表として出場した東京大会に続き、メダルを逃した。