炎天下のなか戦う52歳・横尾要のギャラリーに元巨人・原監督の姿が!? 「すごいよね、来てくれた」

<横浜ミナトChampionship 〜Fujiki Centennial〜 初日◇8日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7207ヤード・パー71>

今大会にホストプロとして出場している横尾要は、5バーディ・3ボギーの「69」で回り、2アンダー・53位で初日を終えた。横尾が最終18番に来ると、グリーン横にある来賓スペースからは「かなめちゃーん!」という声援が飛んでくる人気者。驚いたのは、そのギャラリーのなかに読売巨人軍の4番として活躍し、長年監督も務めた原辰徳氏がいたことだ。
この日の横尾のスタート時刻は午前6時40分のトップ組。「朝から来てくれたんですよ」と表情からはうれしさがあふれ出る。“危険な暑さ”のなかでのプレーは52歳にはこたえるが、「(試合を)投げられないよね…途中投げ出しそうになったけど」と原氏の応援に自然と気持ちも引き締まる。前半は3ボギーを叩き、一時はオーバーパーフィニッシュが頭をよぎるも、後半は12番からの4連続など5バーディを奪取し無事、完走した。

「親しくしていただいて、一方的にお世話になっています」と、その関係を明かす。二人の出会いは原氏が現役を引退し、ヘッドコーチになる前のこと。「デーブさんの紹介で、一緒にゴルフをやったらすごい飛んでいて。監督が常に20~30ヤード先にいるし、デーブさんはさらにその20ヤードぐらい先…。すごいんですよ」。巨人などで活躍し、現役引退後は楽天イーグルスで監督も務めた“デーブ”こと大久保博元氏がつないだ“縁”だ。

今大会のプロアマでは同組でラウンドしていたこともあり、その流れで早朝から横尾のプレーを観戦したようだ。「すごいよね、来てくれた。本当にうれしいこと」。“若大将”のパワーにも背中を押された。

ちなみに今週は『スリクソン Z-STAR』の新シリーズのボールと、前日に数球試して即投入したタイトリストのドライバー『GT』、キャロウェイの5番ウッド『AIスモーク』を投入し挑んでいる。横尾が主戦場にしているシニアツアーではあまりメーカーと関わる機会は少なく、「レギュラーツアーに来たときぐらいしか相手にしてもらえないからさ」という冗談も。そしてここで新たば武器を携え、ご満悦の様子だ。

2日目はさらに暑さも厳しさを増す午前11時10分のスタート。決勝ラウンドに向け、炎天下のなかでも、たくさん“グータッチ”が出るようなプレーを続けたい。(文・高木彩音)

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