ローマ、ジローナからドフビクを獲得! ラ・リーガ得点王が完全移籍加入、背番号は「11」

 ローマは2日、ジローナからウクライナ代表FWアルテム・ドフビクが完全移籍にて加入することを発表した。

 2023-24シーズン、ラ・リーガの“ピチーチ”に輝いたストライカーが、自身初のイタリアに渡ることとなった。当初、ドフビクは複数の現地メディアによってアトレティコ・マドリードへの移籍に近付いていると報じられていたが、経済的な面で折り合いがつかず、最終的には破談した模様。選手自身がローマへの移籍を望んだことで、交渉はスムーズに進み、最終的にはローマ入りが正式に決まった。

 クラブは契約期間、移籍金ともに公表していないものの、『スカイ・イタリア』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏の情報によると、ドフビクは2029年6月30日までの5年契約を結んだと見られる。移籍金は固定額で3050万ユーロ(約49億円)、ボーナスで550万ユーロ(約8億8000万円)ほどの見込み。なお、ジローナとの契約には、最大額3850万ユーロ(約62億円)までとなる10%の売却条項も付随しているという。

 着用する背番号は「11」に決まり、ローマ初のウクライナ人選手となったドフビク。他国リーグにおける前シーズン得点王の獲得はクラブ史上初である。

 ドフビクは1997年6月21日生まれの現在27歳。母国でプロデビューを飾った後は、デンマークの名門ミッティランなど複数のクラブを渡り歩き、昨年夏にジローナへ完全移籍加入した。自身初のラ・リーガ挑戦となったものの即座に適応し、2023-24シーズンはラ・リーガで36試合出場24ゴールをマーク。加入1年目にしてラ・リーガ得点王に輝き、ジローナの3位フィニッシュとクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。

 また、2017年6月にはウクライナ代表に初招集。2021年3月にデビューを飾ると、以降はコンスタントに招集を受け、EUROにも2大会連続で出場。国際Aマッチ通算で31試合出場10ゴールを記録している。

 2023-24シーズン、ローマはセリエAを6位で終え、新たなシーズンはヨーロッパリーグ(EL)へ参戦する。今夏の移籍市場では、AZを退団したオーストラリア代表GKマシュー・ライアンをフリートランスファーで迎え入れたほか、ユールゴーデンからスウェーデン代表DFサミュエル・ダール、ライプツィヒからスペイン人DFアンヘリーニョ(※2023-24シーズン途中からレンタル移籍加入中)、レンヌからフランス人MFエンゾ・ル・フェー、ユヴェントスからU-23アルゼンチン代表FWマティアス・スーレの完全移籍加入も発表。今後の去就は不透明だが、浦和レッズへレンタル移籍していたノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンらのレンタルバックも決まっている。

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