ラームはLIVゴルフで“アンハッピー”? 今度はファンと小競り合い

<LIVゴルフ第11戦 at UK 2日目◇27日◇JCB ゴルフ&CC(イングランド)◇7243ヤード・パー71>

初日に「63」をマークして8アンダーでトップに立ったジョン・ラーム(スペイン)だったが、2日目は1アンダーと伸ばせずトータル9アンダー・4位タイに後退した。ラウンド中にいらだちを見せたラームだが、16番パー4ではファンと小競り合いになるシーンもあった。
グリーンを外してチップショットをしようとするラームにグリーン奥のスタンドでファンが大騒ぎ。アドレスを解いて仕切り直した。結果はショートし、このホールはボギー。いらだちを隠せないラームはファンをにらみつけて、再び野次を飛ばすギャラリーと一触即発の空気が流れた。

昨年12月にLIVゴルフに電撃移籍を果たしたラーム。今年はフル出場でLIVゴルフを戦っているが、まだ個人戦優勝は達成していない。

ナッシュビル大会では空撮をするドローンの音がうるさく、ティショットを池に打ち込むと「どの大会もひどい。バックスイングをする度に必ずドローンが肩越しにいる」と怒りを爆発させていた。これまで戦っていたPGAツアーやDPワールド(欧州)ツアーと違って、LIVゴルフは音楽が流されたり、騒々しい中でのプレーとなる。その環境に慣れないラームにとっては、集中力を保つことが難しいのかもしれない。

2022年のマスターズ・チャンピオンは、今季メジャー4大会に出場し「マスターズ」は45位、「全米プロ」は予選落ち、「全米オープン」は足の指先を切るというケガで欠場と振るわなかったが、「全英オープン」ではようやく7位と上位フィニッシュを果たした。

LIVゴルフに移籍した当時は世界ランキング3位だったが、現在は10位。東京五輪はコロナ感染により欠場となったが、パリ五輪にはダビド・プイグとともにスペイン代表として臨む。(文・武川玲子=米国在住)

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