セリエA昇格のコモ、DFアルベルト・モレノを獲得…リヴァプールなどでプレーの32歳

 22シーズンぶりとなるセリエAでの戦いに向けて着々と補強を進めるコモが、元スペイン代表DFアルベルト・モレノの加入を19日にクラブ公式サイトで発表した。

 A・モレノは前所属ビジャレアルとは6月末で契約満了を迎えていたため、移籍金の発生しないフリートランスファーでコモに加入する。A・モレノとコモは2025年6月30日までの契約を結び、一定の条件を満たした場合はもう1年自動更新される。

 現在32歳のA・モレノはセビージャの下部組織出身で、2012年4月にトップチームデビュー。2013-14シーズンのヨーロッパリーグ(EL)優勝を置き土産に、2014年夏にリヴァプールへ完全移籍した。

 リヴァプール加入当初も左サイドバックのレギュラーとしてプレーしていたが、徐々に出場機会が減少。2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を経験したのち、2019年夏にビジャレアルへフリー移籍した。

 ビジャレアルでは2度の前十字じん帯断裂に泣かされた一方、貴重なオールラウンダーとして活躍。2020-21シーズンには同クラブ史上初のメジャータイトルとなるEL制覇に貢献した。

 A・モレノはコモ加入に際し、クラブ公式サイトを通じてコメント。「自分のキャリアに新たな経験を加えることができて、とても嬉しい。新しいリーグ、新しいチーム、新しい言語に対応しなければならない。(セスク・)ファブレガスとも話をしたし、クラブがどれだけ僕を欲しがっているかを最初に示してくれた。セリエAは世界最高のリーグのひとつで、偉大な選手やワールドクラスの歴史を持つチームがいる。どの試合でもベストを尽くさなければならない」と、意気込みを示した。

 また、コモの指揮官に正式就任したセスク・ファブレガス新監督もコメントを寄せ、「アルベルトは俊敏でテクニックのあるDFで、ヨーロッパのトップクラスの大会でプレーした経験もある。新しく難しいリーグ戦に立ち向かう上で、彼の能力は必ず役に立つはずだ」と、A・モレノの活躍を願った。

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