
ミランがドルトムント所属のドイツ代表FWニクラス・フュルクルクに関心を寄せているようだ。17日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
元フランス代表FWオリヴィエ・ジルー(現:ロサンゼルスFC)が6月末で退団したミランは、今夏の移籍市場でのストライカー補強を画策。当初はオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーを狙っていたものの、代理人が提示した手数料をめぐり交渉は難航。最終的に同選手はマンチェスター・ユナイテッドへ5年契約で加入することが発表された。
ターゲットの変更を余儀なくされたミランは、アトレティコ・マドリード所属のスペイン代表FWアルバロ・モラタとの交渉を進行。既にメディカルチェック通過が報じられ、1年間の延長オプションが付随した4年契約での加入が決定的となっている。しかし、ミランは攻撃のオプションを強化するべくストライカーをもう1人獲得したいと考えており、フュルクルクがパウロ・フォンセカ新監督のリストの最上位に位置付けられているようだ。
現在31歳のフュルクルクはブレーメン所属時の2022-23シーズンにブンデスリーガ得点王に輝き、昨年夏には総額1500万ユーロ(約25億円)と報じられた移籍金でドルトムントに加入。センターフォワード(CF)の主軸として公式戦通算46試合に出場し、16ゴール10アシストを記録した。また、今夏に開催されたEURO2024では全5試合に出場し2ゴールをマーク。“スーパーサブ”として存在感を放ち、ベスト8進出に大きく貢献した。
ドルトムントはシュトゥットガルト所属のギニア代表FWセール・ギラシの獲得が決定的と報じられており、来る2024-25シーズンはCFの定位置争い激化が予想されている。2026年夏まで現行契約を残しているフュルクルクだが、今夏に新天地を求めることになるのだろうか。ミランの動向に注目が集まる。