松山英樹は節目の全英10度目 「今年も上位で終えられるように」

<全英オープン 事前情報◇17日◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385ヤード・パー71>

「全英オープン」の出場は今年で10度目。節目を迎える松山英樹は、2016年に戦ったロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)へ8年ぶりに足を踏み入れた。当時は予選落ちを喫しており、今年はそのリベンジもかかる。
開幕前日の水曜日は中島啓太、岩崎亜久竜、久常涼とともに10番から9ホールを練習ラウンド。グリーン周りのアプローチやパッティングを念入りに行い、コースをチェックしていた。グリーンを外したことを想定して、砲台になっているところやブッシュからのアプローチはクラブを変えながら感触を確かめた。

「前回(16年)は2日目にすごく風が吹いてタフなラウンドになってしまったけど、そんなに苦手な印象はない。しっかりとティショットをフェアウェイにおけるように、そこからグリーンをしっかり捉えて」と戦略を立てている。

16年はヘンリック・ステンソン(スウェーデン)とフィル・ミケルソン(米国)の一騎打ちの様相を呈し、優勝したステンソンがトータル20アンダーでミケルソンはトータル17アンダー。3位はトータル6アンダーと、ベテランふたりだけが大きくスコアを伸ばした。

「上位2人しか伸ばせていなかったので、(予想優勝スコアは)10アンダー前後だと思う。そこを目指して頑張りたい」。コースの変化は特に感じず、8年前の情報が攻略に生きそうだ。

節目とも言える10度目の参戦。「毎年あまり良いプレーができてない」と初出場となった13年大会が自己最高の6位タイ。予選落ちは16年を含む3回を数える。とはいえ、「去年少しマシなプレーができたので、今年も上位で終えられるように頑張りたい」と、ロイヤルリバプール(イングランド)での昨年大会は13位タイ。続けて良い位置で終えたいところだ。

前哨戦とも言われる「ジェネシス・スコットランド・オープン」では今年初の予選落ちを喫した。ショットの調子は「良かったり、まだ不安な部分は…」と懸念点も残っている状態。「時間があるのでしっかりと、あしたの朝も時間があるのでしっかりとそこで調整できたらと思います」と、午後1時過ぎに練習ラウンド、メディア対応を終えるとすぐさま練習に励んだ。初日は午後2時26分(日本時間午後10時26分)にティオフする。節目の全英で、メジャー2勝目を遂げたい。(文・高木彩音)

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