「前向きな4日間だった」渋野日向子がエビアンを笑顔で締めくくり 米国→カナダ→日本のタフな連戦へ

<アムンディ・エビアン選手権 最終日◇14日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>

メジャーのサンデーバックナインにじわりと巻き返した。渋野日向子は最終日に4バーディ・2ボギーの「69」でプレー。トータルイーブンパーに戻し、51位タイでフランスでの戦いを終えた。
初日から苦しんだグリーン上について、大会を中継するWOWOWでは「きょうも良くなかった」と不満を語った。それでもショットについては好調をキープし、31パットをカバー。最終日のフェアウェイキープは13ホール中12回、パーオンは14回と高水準だった。

裏街道からのチャージを目指したなか、13番、17番でボギーを喫して後退。だが、2オンに成功した18番パー5でその流れを一変させる。「決めたい距離だった。バーディでいけて良かった。いい切り替えができた」と直後の1番で連続バーディ。3番、そして最終9番では2メートルのスライスラインを決めて“ゼロ”まで戻した。

3サムだったこの日は勝みなみと同組でプレー。ともにエビアンカラーらしいピンクと赤の服に身を包み、前戦のダブルス戦「ダウ選手権」でのチームH&M(ひなこ&みなみ)を彷彿とさせた。勝はトータル7オーバー・63位タイで終えたが、談笑しながらともに笑顔を見せた日曜日でもあった。「お互い苦しい4日間だったと思うけど、楽しく回れたし、来週に向けてお互い頑張ろうという感じ」。米本土に移動して今週の「Danaオープン」に出場する。

オハイオ大会には米ルーキーだった2022年から出場し、これが3度目。過去2回はともに予選落ちを喫している。「蒸し暑いイメージがある。時差もあるので体調に気をつけながら、4日間を戦えるように頑張りたい」。“復活”の2位で終えた「全米女子オープン」から6試合連続での予選通過、そして上位争いを目指す。

フランス、オハイオ、そして来週のカナダと続けば、日本に一時帰国。日本ツアー今季初参戦となる「北海道meijiカップ」(8月3~5日、札幌国際CC島松C)。「(エビアンは)いい成績が残せなくて残念ではあるけど、前向きにもなれる4日間だった」。結果を求めながら、北海道まで笑顔で駆け抜ける。

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