
アーセナルがボローニャ所属のイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリの獲得に向けた交渉を進めているようだ。7日、『スカイスポーツ』や『イブニング・スタンダード』など複数のイギリスメディアが伝えている。
プレミアリーグで2年連続の2位に終わったアーセナルは、悲願の優勝を目指す2024-25シーズンに向けて、今夏の移籍市場での戦力拡充を画策。センターフォワード(CF)や中盤を主戦場とする選手への関心が報じられるなか、左利きのDFの補強も望んでおり、EURO2024でも活躍したカラフィオーリに具体的な関心を寄せていることが明らかになっている。
現在22歳のカラフィオーリはローマの下部組織出身で、2020-21シーズン開幕前にトップチーム昇格を果たした。昨年夏に加入したボローニャでは、最終ラインの主軸として公式戦33試合の出場で2ゴール5アシストを記録し、久々のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献。また、イタリア代表の一員として臨んだEURO2024では3試合にフル出場し、グループB第3節のクロアチア代表戦で同点ゴールをアシストするなど存在感を放った。
ユヴェントスやパリ・サンジェルマン(PSG)、レヴァークーゼンなど複数の強豪クラブが関心を寄せるカラフィオーリだが、現時点で獲得交渉を優位に進めているのはアーセナルだという。報道によると、クラブ間での交渉はすでに最終段階に到達しており、4500万ポンド(約93億円)程度の移籍金で合意に達するとの見方が強まっているとのこと。アーセナルは獲得への自信を深めており、早ければ今週中にメディカルチェックが行われる可能性もあるようだ。
また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、カラフィオーリ自身も移籍を希望しており、既に2029年6月末までの5年契約、年俸400万ユーロ(約7億円)という条件でアーセナルとの個人合意が成立しているという。