去就不透明のS・ロベルト、“決断の期限”は7月10日か…セリエA移籍の可能性も?

 バルセロナとの契約が切れたスペイン人DFセルジ・ロベルトの去就は依然として不透明なようだ。4日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在32歳のS・ロベルトはバルセロナのカンテラ出身で、2013年夏にトップチーム昇格を果たした。複数のポジションをハイレベルでこなす貴重なユーティリティープレーヤーとして存在感を放ち、ここまで公式戦通算373試合の出場で19ゴール43アシストをマーク。2023-24シーズンは元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(現:インテル・マイアミ)の退団に伴いキャプテンに就任し、公式戦24試合の出場で3ゴール3アシストを記録した。

 そんなS・ロベルトは今年6月30日をもってバルセロナと契約切れに。現在は新契約の締結に加えて、他クラブ移籍の可能性も取り沙汰されており、今後の動向には大きな注目が集まっている。

 この度『マルカ』が報じたところによると、バルセロナは数週間前に契約更新のオファーを提示し、S・ロベルト本人も残留を最優先に考えているとのこと。しかしながら、財政問題を抱える同クラブがサラリーキャップを超過するリスクを考慮し、現時点では決断を保留しているという。現在開催中のEURO2024やコパ・アメリカ2024に出場していない選手たちについては、現地時間10日水曜日から本格的なトレーニングを開始するため、S・ロベルトもその日までに自身の去就に関する決断を下す必要があるようだ。

 なお、同選手に対してはインテル、ユヴェントス、ローマといったセリエAの強豪が関心を寄せているという。選手本人は早急に自身の去就問題を解決したいと考えているものの、バルセロナの経営陣が財政問題を解決できずにいるため、決断を下せない状況が続いているようだ。このことに関し、『マルカ』はS・ロベルトが決断を下すまでの“猶予期間”が延長される可能性もあると指摘している。

 バルセロナ残留か、あるいは他クラブへの移籍か。S・ロベルトの去就に大きな注目が集まる。

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