右ヒジは正しく使え!「トップで曲げる」をやめればスイングが良くなる!?

曲げ伸ばししやすいだけに、使い方を間違えれば即ミスにつながる『ヒジ』と『ヒザ』。臼井麗華や藤田さいきなどの多数の女子プロを指導し、2018年に「PGAティーチングプロアワード」で最優秀賞を受賞した大本研太郎が、右ヒジの正しい使い方を教えてくれた。
◇ ◇ ◇

右ヒジを伸ばして右腕を外側に回しながら上げると、トップでは勝手に右ヒジが曲がっているはず。これが正しい右ヒジの動かし方です。専門用語では右腕の外旋といいます。米国男子ツアー屈指の飛ばし屋であるローリー・マキロイ(北アイルランド)は、トップで右ヒジを意図的に曲げているように見えますが、実は違います。右ヒジを伸ばして外側に回しながら、胸も一緒に回っているから右ヒジが勝手に曲がるのです。

右ヒジを意図的に曲げようとするとオーバースイングになったり、ダウンスイングで早くヒジが伸びてアーリーリリースになったりとミスにつながってしまいます。

トップで右ヒジが自然と曲がるようにするには、右腕でリードすることが大切です。左腕は何もせず、右手の薬指でヘッドをヨコに引いてテークバックしてから、右腕を外側に回しましょう。右手の薬指の神経は、腕の裏側から肩甲骨につながっています。右肩を後方に回しやすくなるため、胸も回って深い捻転を作れるのです。
ちなみに、今平周吾選手やジョーダン・スピース(米国)のようにトップで左ヒジが曲がっている選手もいますが、あれも意図的ではありません。右腕を外側に回して上げたときに自然と曲がってしまっているだけです。
■大本研太郎
おおもと・けんたろう/1974年生まれ。2013年に「GPC恵比寿」を開設して、18年には「PGAティーチングプロアワード」最優秀賞を受賞。臼井麗華、藤田さいきなど多数の女子プロを指導中。

◇ ◇ ◇

●手のヒラを擦る? 目を閉じてその場で足踏み? 川崎志穂がイップスを克服できた不思議な理論で、あなただけのアドレスを見つけよう! 関連記事「あなたのパワーを最大限に引きだす~~」では、アドレス診断を一挙公開中!

externallink関連リンク

【診断】手のヒラを擦る? 目を閉じてその場で足踏み? 新感覚の理論で自分に合ったアドレスを見つけよう! 渋野日向子は左軸スイングで打点が安定! ピンを狙えるアイアンショットが復活した【プロコーチがスイング解説】 上田桃子・吉田優利・渋野日向子らが実践 辻村明志コーチ「バンカーで30ヤードのドロー回転を打つと飛距離アップ」【四の五の言わず振り氣れ】 “高いトップ”にはメリットが多いが弱点も… ネリー・コルダの「投げる」フォローでカット軌道を克服! 2位でも賞金2640万円! 安田祐香は自己最高タイフィニッシュ「想像以上でうれしい」
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)