“王座奪還”目指すバイエルン、DFターと口頭で基本合意か…レヴァークーゼンは慰留へ

 バイエルンがレヴァークーゼン所属のドイツ代表DFヨナタン・ターと交渉を進めているようだ。2日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在28歳のターは身長195cmの屈強なセンターバック(CB)。ハンブルガーSVやデュッセルドルフを経て、2015年夏にレヴァークーゼンへ加入すると、すぐさま主力に定着し、一昨年10月に就任したシャビ・アロンソ監督の下でも3バックの中心的存在として活躍。2023-24シーズンは公式戦通算48試合の出場で6ゴールをマークし、ブンデスリーガ無敗優勝やDFBポカール制覇に大きく貢献した。

 ターを巡っては、新シーズンの王座奪還を期すバイエルンが最終ライン強化に向けて獲得を本格的に検討していることが明らかに。クリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)ら上層部は速さと強さ、高さを兼ね備え、3バックと4バック双方で質の高いプレーを発揮できる同選手を高く評価しているようだ。また、ター自身はレヴァークーゼンとの現行契約を2025年6月末まで残しているものの、次なるステップを検討しているとも報じられている。

 この度『スカイスポーツ』が報じたところによると、バイエルンとターとの間では、今夏の移籍の可能性について既に口頭での基本合意が成立しているとのこと。しかしながら、依然として複数クラブが同選手の獲得に興味を示しており、今回の合意がバイエルンへの移籍を確約するものではないという。なお、クラブ間での具体的な交渉は行われておらず、レヴァークーゼン側は今夏の残留を熱望しているようだ。

 新シーズンはブンデスリーガ“無敗王者”という肩書きが加わり、欧州最高峰のチャンピオンズリーグ(CL)にも参戦するレヴァークーゼン。最終ラインの主軸を引き留めることはできるだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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