鎌田大地がラツィオ退団を明言「離れるのは100%」…“単年契約”要求も折り合い付かず

 6日にアウェーでミャンマー代表、11日にホーム(広島)でシリア代表とFIFAワールドカップ26アジア2次予選を戦う日本代表が3日に活動を開始。練習後、取材に応じたMF鎌田大地(ラツィオ/イタリア)が注目が集まる自身の去就について言及した。

 鎌田は昨年夏にフランクフルトを契約満了で退団し、フリーでイタリアの名門ラツィオへ加入。マウリツィオ・サッリ前監督の下では序列が低かったものの、3月のイゴール・トゥドール監督就任後は出番を増やし、最終的には公式戦38試合出場2ゴール2アシストという成績を残した。イタリアの地で存在感を示した一方で、クラブとの現行契約が6月末で満了となることから去就には大きな注目が集まっている。

 当初は契約延長の可能性も浮上したものの、契約解除条項の金額などを巡り交渉は決裂した模様。フランクフルト時代に指導を受けたオリヴァー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレス移籍が決定的と報じられている。

 鎌田は「本当は残るつもりでいたし、残るというふうに監督と話して伝えていたんですけど、交渉がまとまらなくて。自分が求めていたのは単年契約だけで、お金とかは十分もらっているので要求はしなかったんですけど、そこがうまく噛み合わずという感じでした」とクラブとの交渉の中身を明かし、「サインするまで何が起こるか分かりませんが、今言えるのはラツィオを離れるのは100パーセントということだけですね」と強調した。

 ラツィオを率いるトゥドゥール監督からは「彼は並外れた選手であり、何も間違うことはない。正しいメンタリティを持った努力家なんだ」と絶大な信頼を寄せられていた鎌田。「同じくらい、あるいはそれ以上に自分を求めてくれている監督やチームがあるし、サッカーはこういうものなので仕方ないかなという感じです」とコメントしつつ、トゥドゥール監督については次のように語っている。

「自分にも良くしてくれていたので、(新契約に)サインして欲しいということで何回も時間も重ねて話しました。連絡も来ていたし、自分自身も離れることを決めた時には連絡しました。監督とは嫌な別れ方をしていないし、お互いにまたどこかで良い巡り合わせがあれば一緒にやれたら良いなと思える監督でしたね」

 新天地については「去年は伸ばしすぎてうまくいかなかった部分があるんで、今年はできるだけ早く決めたいと思ってます」と口にした鎌田。日本代表として臨む2連戦に向けては「代表で求められていることをしっかり表現できればなと思います」と語った。

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