
<全米女子オープン 最終日◇2日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇ 6583ヤード・パー70>
今季海外メジャー2戦目の「全米女子オープン」は最終ラウンドが終了。3打差5位から出た笹生優花が逆転優勝を飾り2021年以来の大会2勝目、そして日本人史上初の2度目のメジャー制覇を成し遂げた。
きょうのラウンドを振り返って「とにかく我慢強くプレーすることを心がけました。この難しいチャレンジを楽しみました」と笑顔を見せた笹生。ただ、インタビューを続けるうちに涙を見せ「キャディ、そして家族の支え無しにここにはいられませんでした。感謝の気持ちでいっぱいです」と声を詰まらせながら感謝の思いを述べた。
21年大会を制した時、笹生はフィリピン国籍で出場。今大会は日本国籍で全米女子オープンのチャンピオンとなり「2021年はフィリピン代表でプレーして母も喜んでいて、そして今は日本代表としてプレーして(優勝を)父に捧げることができてとても幸せに思います」と再びの笑顔を見せた。
そして今大会の優勝でパリオリンピックの代表争いでも日本勢トップに浮上する見込みだが、「あと2試合あるので集中していきたい。しっかり休んで、やることに集中して楽しみながらゴルフをしたい」と気を引き締めた。