今季CL初出場で優勝に貢献…GKクルトワ「長くて難しい一年だった」

 レアル・マドリードに所属するベルギー代表GKティボー・クルトワが、ドルトムント戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝が1日に行われ、レアル・マドリードがドルトムントと対戦。74分にCKからダニエル・カルバハルが先制点を決めると、83分に相手のミスから最後はヴィニシウス・ジュニオールが追加点を奪い、2-0で勝利。2021-22シーズン以来2年ぶり、“前人未到”通算15回目の優勝を果たした。

 クルトワは今シーズン開幕前に左ひざ前十字じん帯を断裂する重傷を負い、長期離脱。一時期戦列復帰には近づいていたものの、3月には右ひざの内側半月板断裂で再び負傷離脱を余儀なくされてしまっていた。それでも、5月4日に行われたラ・リーガ第34節カディス戦で復帰を果たすと、ウクライナ代表GKアンドリー・ルニンがインフルエンザに感染した影響で、CL決勝でも先発起用され、無失点で優勝に貢献を果たした。

 なお、イギリスメディア『Squawka』によると、クルトワは1シーズンでCLに先発出場したのが決勝だけとなった史上初のGKになったという。

 今季公式戦5試合目の出場となったクルトワは試合後、「今年は長くて難しい一年だった。でも、チームメイトやスタッフ、皆からたくさんのサポートを受けた。ここで勝利するという形でシーズンを終えられたことを嬉しく思っている。去年の夏から数えて出場した5試合はすべてクリーンシート(無失点試合)だったから、文句は言えないね!」と心境を明かしながら、次のように試合を振り返った。

「前半は監督の指示通りにできなかった。彼らには簡単にスペースがあったし、プレスもうまくかからなかった。だから、後半は4-3-3に変えた。それが助けになり、もっとコントロールをすることができるようになった。前半は守り切ることができたけど、簡単に0-2になっていた可能性もあったと思う」

【ハイライト動画】ドルトムントvsレアル・マドリード

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