笹生優花は”たまたま”入って単独首位発進 大舞台にも気負わず「楽しんでゴルフする」

<全米女子オープン 初日◇30日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583ヤード・パー70>

2021年大会覇者の笹生優花が5バーディ・3ボギーの「68」で回り、堂々の単独首位発進を決めた。
「きょうも楽しくできた」。すがすがしい表情で初日のラウンド振り返った。最高のスタートを切って見せたきょうは、特にパットが入った。「(いつも)しっかりラインは読んでるんですけど、半分以上が運だと思っている。きょうはその運がたまたまついていたんじゃないかなと思います」と控えめな評価。

だが、12番パー3では感情をあらわにした。ネリー・コルダ(米国)が10打も叩いた最難関ホールでティショットをバンカーに入れると、4メートル近いパーパットを残した。「長かったですね。下り坂でした」と決して簡単なラインではなかったが、きっちりと沈めて強くこぶしを握った。このパットも「運が良かった」と”たまたま”を強調する。結果に一喜一憂しない笹生らしいコメントだ。また、アンダーパーはわずか4人というタフなセッティングだが「(難しい方が)好き。でも、難しいですけど(笑)」と肝が据わっているのも強さの秘訣かもしれない。

あすは追いかけられる立場でのスタートとなる。「まだまだゴルフがたくさん残ってるので、一打一打に集中してっていう感じだと思います」と気を引き締めるが「あとは楽しんでゴルフができればなと思います」。

”楽しむこと”。よくこの言葉を口にする笹生だが、昨年の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」の時にも「メジャーで大事なのは楽しむこと」と話しており、優勝争いを演じる中で最後まで攻めのプレーを徹底した。大舞台だからと身構えず、純粋にゴルフを楽しみながらメジャー2勝目を目指している。

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