優勝は過去の話… 21年覇者・笹生優花「感動してる場合じゃない」

<全米女子オープン 事前情報◇29日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583ヤード・パー70>

「もう3年前なんで」。2021年に大会タイ記録となる最年少Vを挙げた笹生優花は過去の栄冠におごらず、再びの勝利へ集中している。
コースに歴代優勝者パネルが設置されており、21年チャンピオンの笹生もそこに顔を連ねるが、「やることに集中する。感動してる場合じゃない」と感慨に浸ることはない。「全体的に難しい」と評価するランカスターCCへの警戒心を強めている。

同コースでの開催は2015年以来。「フェアウェイはすごい狭いわけじゃないですけど、スロープがありますし、ラフも長い。グリーンも硬くて速い」と印象を聞く限り、厳しいコンディションであることが伺える。先週の土曜日から「かなり回りました」と入念に予習を行い、準備を進めた。

今季は2週前に行われた「ミズホ・アメリカズオープン」で初の予選落ちを喫したものの、ここまで安定した成績を残している。「この試合のためになにかを変えようとかは考えてはいない」と大舞台だからと身構えず、「いつも通りです。やることをしっかりやる」ことを心がける。

28日には、ツアー通算11勝のレクシー・トンプソン(米国)が今大会をもって引退することを発表した。笹生もこのニュースに反応。「もう少し一緒にやっていきたかった」。もちろん名残惜しいが、それでも「女子ゴルフをすごく盛り上げた選手のひとり。レクシーさんがそれで幸せだって思うなら、それはそれでいい。すごくいいチョイスだったんじゃないかなと思います」とこの決断を支持した。

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