「OB、池ポチャをしてもペナルティを払えばいい」 こう考えているとしたら、それは完全に甘えです!【だから上手くならない】

スコアをアップするためにはどうすればいいか。技術的なことはさておき、アベレージゴルファーにとって最も大事なことは、大叩きを減らすことだと思います。
実はこれはプロも同じで、どんなにスイングがきれいでも、また誰にも負けない飛距離があっても、頻繁にボギーを叩く人は一流にはなれません。一方、すごいショットは持っていなくても、ボギーを叩かないプロは一流になれるのです。

問題は、どうすれば大叩きを減らせるか。ここで重要になってくるのが、“危機管理能力”です。残念ながらゴルファーの多くは危険を察知する力が欠如しています。その理由は、ボールがOBゾーンに消えていっても、あるいは池にボールが飛び込んでも、ペナルティさえ払えば、それで済むから。「危険を回避しなければいけない」と思いつつも、どこかに甘えがあるのです。

現に「OBゾーンに打ち込んだら即ゲームオーバー」というルールがあれば、必死で回避しようとしますよね。そのあたりの意識が欠如しているのです。そしてこれが大叩きにつながっているのです。

つまり、大叩きをしないためには、危機管理を強く意識する必要があるということで、アベレージゴルファーの場合は、ラウンド前はもちろん、ラウンド中も次のことを確認しながらプレーをするといいでしょう。

◯絶対にトリ以上は打たない
◯ハザードには細心の注意を払う
◯一か八かの攻め方はしない

また、自分なりの連続記録に挑戦するのも危険回避を意識する一つの方法です。例えば、「トリを叩かなかった連続ホール記録」に挑むといったように。その記録を意識するだけでも、危機管理が徹底されます。ぜひチャレンジしてみてください。

解説:児玉光雄
追手門学院大学特別顧問。過去25年にわたりツアープロのメンタルカウンセラーを務める。現在、6名のツアープロのメンタル面をバックアップしている。日本スポーツ心理学会会員。

※『アルバトロス・ビュー』887号より抜粋

◇ ◇ ◇

●渋野日向子、石川遼はこれからどれだけ活躍する!? 関連記事【渋野日向子、石川遼……の活躍を『顔相チェック』で勝手に予想!】をチェック!

externallink関連リンク

目標スコアは高すぎるのも低すぎるのもダメ! 平均が100なら『93』がいい【リアルな実験結果です】 3パットをどうやって防ぐか、心理学的に考えると答えが見えた! キーワードは「5m」と「30cm」 渋野日向子、石川遼……の活躍を『顔相チェック』で勝手に予想!【顔は口ほどにものを言う】 ボールを投げるように振る岩井明愛 スライスに悩む人は“ヒザ下の動き”に注目【優勝者のスイング】 カチャカチャ機能のウェートとフェース角、どっちが弾道に影響する?【プロアマで徹底調査】
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)