「これが得意(笑)」 石川遼が2年連続で全米予選会突破、昨年63位のリベンジへ

<全米オープン最終予選(日本会場)◇20日◇日野ゴルフ倶楽部キングコース(滋賀県)◇6910ヤード・パー70>

海外メジャー「全米オープン」の予選会が滋賀県で行われた。1日36ホールのストロークプレーで争われ、第1ラウンドで4アンダーの「66」、第2ラウンドで5アンダーの「65」で回った石川遼がトータル9アンダーで河本力と並んで1位通過。昨年に続き出場権を獲得した。
ラウンドを終えた第一声から、喜びが伝わる。「これが得意みたいな(笑)。全然わからないんですけどね、ワケが(笑)」と冗談を交わす。疲れた様子も見せながら、力で勝ち取ったうれしから舌もなめらかだ。

石川にとって全米オープンとは「自分のゴルフをアップデートできる機会」と、自身の成長を感じるためのものでもある。昨年は予選を突破しするもトータル14オーバー・63位で終えている。そのときの悔しいシーンなどを「もう出汁が出てないぐらい」何度も思い出し、そこで得た課題を克服するために練習に励んできた。今年はその悔しさを晴らす、いわばリベンジの大会とする構えだ。

36ホールの前日まで「関西オープン」に出場し、休む間もなく全米予選を迎え、次なる目標がもう一つ目の前に迫る。今週は7月に開催される「全英オープン」の出場権がかかる「〜全英への道〜ミズノオープン」が岡山県で行われる。「きのうからきょうにかけては、疲労の溜まり具合は大丈夫。でもあしたが少し心配ですかね。様子を見て、あしたのスケジュールをどうしようかなっていう感じ」と火曜日の指定練習日の過ごし方は要検討だ。

2つの海外メジャー出場がかかる1週間。関西オープンでは今季最高の5位に入った。そしてまず、一つ目のターゲットはクリアした。スコットランド行きの切符は3枚。週末には、もう一つの出場権を手にしてみせる。(文・高木彩音)

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