
現在フリーとなっているジョゼ・モウリーニョ氏が、今夏にも監督業を再開することを目指していることを明かした。24日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在61歳のモウリーニョ氏は、これまでポルトやチェルシー、インテル、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムなどを指揮。2度のチャンピオンズリーグ制覇など、数々のタイトルを手にしてきた。
2021年夏からはローマを率いて、2021-22シーズンにはクラブ史上初の欧州タイトルとなるヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)優勝に導き、昨シーズンはヨーロッパリーグ(EL)決勝にも進出した。しかし、今シーズンはリーグ戦で調子が上がらず、今年1月16日に解任となった。
これ以降、フリーとなっているモウリーニョ氏にはバイエルンやチェルシー、サウジアラビアのクラブから関心が寄せられていることが報じられているものの、現時点で決まっていることは何もないため、動向には注目が集まっている。
そんななか、ポルトガルのポルティマンで開催されたMotoGP(ロードレース世界選手権)にゲストとして出席したモウリーニョ氏は、何かオファーを受けているかと聞かれると、「何もないよ。クラブはないし、今のところはフリーだ」と現在の状況を明かした一方、「でも、私は働きたいし、夏には仕事に戻りたいと思っている」と自身の将来について語った。
また、母国クラブを指揮するためにポルトガルに戻る可能性については「なぜないんだい? 決してないとは言わないよ。特にサッカーではね」とコメントしながら、「私の人生はサッカーだ。どこでもトレーニングができる。何の問題もないよ」と監督業を再開する場所は何も決めていないことを強調した。