
<ファーヒルズ朴セリ選手権 事前情報◇20日◇パロス・ベルデスGC(カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>
タイ、シンガポールのアジア連戦を終えると、畑岡奈紗は日本に一時帰国し、つかの間のオフを過ごした。「東南アジアの試合ですごく暑かったので、レスト(休む)する方が多かったんですけど、リラックスできたと思います」。十分な休息をとり、そして米本土へと乗り込んだ。
米国での試合は、1月の開幕戦シリーズ以来、およそ2カ月ぶり。大会を中継するWOWOWのインタビューでは、「2週間のオフを挟んで、久しぶりのアメリカなのでまだ時差ぼけとかもあるけれど、明日からいよいよ本土での試合が始まるのですごく楽しみな気持ちです」と話し、気持ちはすでに”戦闘モード”だ。
コースは激しいアップダウンに加えて、西海岸特有のポアナ芝が難易度を高めている。「今年は昨年に比べて、フェアウェイが少し硬くなったり、グリーン上も硬くなっている」。昨年はトップ10入りを飾っているが、それとはまた違った表情を見せるコースに警戒感を示す。特に右ドッグレッグの12番や25ヤードの激しい打ち下ろしになる13番パー3はカギになるホールだ。
開幕前には洋芝でアイアンを打ち比べたり、ドライバーのシャフトを試したりと、細かいところの調整も進めている。「久しぶりのアメリカでの試合ですが、良い成績を残せるように頑張りたい」。日本勢9人が出場するなか、米ツアー本格参戦8年目の経験を生かしてこの難コースを攻略する。