粘りの終盤も“77”と苦戦 渋野日向子は逆転へ「いま自分ができることを」

<ブルーベイLPGA 初日◇7日◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675ヤード・パー72>

米ツアー今季2試合目は苦しい初日になった。渋野日向子は3バーディ・6ボギー・1ダブルボギーの「77」と不振。大会を中継するWOWOWのインタビューでは「ショットが本当にボロボロでしたし、グリーンを外した時のアプローチも寄らなかった。苦しい一日でした」と息を吐いた。
出だし1番で幸先悪くボギー。3番パー5では5オン2パットのダブルボギーを叩いた。9番では30センチほどのパーパットを外すなど精彩を欠き、苦しいまま前半を折り返した。

後半は4ホールで3ボギーを喫し、一時は7オーバーまで後退した。だが、ここから粘りのプレーをみせる。14番パー5で「獲れてよかった」とひとつ戻すと、15番、16番ではアプローチでパーをセーブ。そして17番では2打目を1メートルのチャンスにつけて、決め切った。「そこの4ホールくらいはアプローチも寄ってくれたり、パターも入ってくれたり。そこだけはまだよかったかな」と、プレー中には安ど交じりの表情を浮かべた終盤を、このように振り返った。

2週間前のタイ戦以来、これが今季2試合目。今季から辻村明志コーチに指導を受け、セッティングを変更するなど新たな試みとともに米3年目のシーズンを迎えている。取り組むスイングについては「全然まだまだですし、球もバラバラ。グリーン周りも全然良くないので、スコアにならんよなという感じ」と不満は募るが、実戦のなかで好感触をつかんでいきたいところでもある。

アジアシリーズとはいえ今大会には2日目終了後に予選カット(65位タイ)が設けられており、巻き返しは必須。「いいスコアを出すしかないので、いま自分ができることを頑張ります」。カットラインまでは4打。目の前の一打、そしてやるべきことに集中しながら、ひとつずつ順位を上げていきたい。

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