グリーン傾斜に泣かされ「コースの難しさを感じた」 西村優菜は巻き返しの2日目へ

<ブルーベイLPGA 初日◇7日◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675ヤード・パー72>

先週3位の西村優菜は、初日をイーブンパー・43位タイで終えた。前半の12、13番で続いたボギーを、17、18番の連続バーディで獲り返すなどガマンのラウンドになったが、上位への可能性も残す位置でなんとか踏みとどまり、2日目のラウンドに向かう。
最終9番パー4、3打目のアプローチが残り1メートルと微妙な位置につき、続くパーパットはカップをクルリ。なんとかねじ込み、ホッと一安心でクラブハウスに戻った。それでも、このグリーン上は、やはり“難敵”と感じる。

ラウンド後には大会を中継するWOWOWのインタビューに応じ、「3つのボギーが全部3パットだったのはくやしい」と厳しい表情も見せる。11番はピタリと寄せるアプローチでパーを拾ったが、続く12番は1メートルのパーパットを外してボギー。さらに13番は段を上るロングパットを寄せきれずに、スコアをロスした。「ボギー2つは傾斜で流されて3パット。このコースの難しさを感じながらラウンドしてました」。開幕前の警戒ポイントが、そのまま脅威になった。

パット数こそ31回を数えたが、78.5%を記録したフェアウェイキープ率や、72.2%のパーオン率を見ても分かるように、ショット面の自信は回復しつつある。「(ボギーの12、13番も)セカンドショットは悪くなかった。1~2ヤードの差で傾斜につかまり難しいところにいったけど、あまり気にせず。良かったところを前向きにとらえて、あす頑張りたいです」。巻き返しへの手応えも得られる一日だった。

先週のシンガポールでは、首位と7打差の16位タイから出た最終日に猛ラッシュ。「66」をたたき出し、3位まで浮上した。爆発力は折り紙付きなだけに、あとはここ中国でもかみ合う時を待ちたい。

今週は予選カットもある大会とあって、午前組でスタートする2日目の出来が週末にも大きく影響する。「朝のラウンドで、周りの(スコア)状況が見えない。自分が伸ばすことに集中して18ホール頑張りたいです」。まずはこの日苦しめられたグリーンの攻略を急ぐ。

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