
PGAツアーが新しく設立する営利団体『PGAツアーエンタープライズ』は6日、理事会のメンバーを発表し、米ツアー通算82勝のタイガー・ウッズ(米国)が取締役副会長に就任することを発表した。
PGAツアー・コミッショナーのジェイ・モナハン氏が同団体の最高経営責任者(CEO)に就任。1月には、投資家グループのストラテジック・スポーツ・グループ(SSG)を出資者として最大で30億ドル(約4380億円)の金額で投資することに合意したことを発表し、すでに15億ドルの初期投資を受けている。
SSGは、MLBのボストン・レッドソックスやサッカー・プレミアリーグのリバプールFCなどを所有する「フェンウェイスポーツグループ」の傘下にある。レッドソックスのジョン・ヘンリー氏とサム・ケネディ氏、ニューヨーク・メッツのアンドリュー・コーエン氏や、NFLアトランタ・ファルコンズのアーサー・ブランク氏ら4人が理事会のメンバーに名を連ねた。
PGAツアーエンタープライズの理事会にはタイガーをはじめ、ジョーダン・スピース、パトリック・キャントレー、ピーター・マルナッティ、ウェブ・シンプソン(いずれも米国)、アダム・スコット(オーストラリア)といったPGAツアーの選手会理事がメンバーに加わった。
モナハン氏は「我々は組織を未来に導くために必要な専門知識、バランスを備えた理事会メンバーを募ることができたと信じている」とコメントしている。