マンU指揮官、逆転負けを喫した宿敵マンCとの“現在地”について見解「ほんのわずかな差だ」

 マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督がマンチェスター・シティ戦を振り返った。3日、クラブ公式サイトが同監督のコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第27節が3日に行われ、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。試合は、立ち上がりの8分にマーカス・ラッシュフォードの得点でマンチェスター・ユナイテッドが先制する。しかし、一方のマンチェスター・シティも、1点ビハインドの56分にフィル・フォーデンが同点弾をマークすると、80分には再びフォーデンが逆転弾を奪取。後半アディショナルタイムにもアーリング・ハーランドが追加点を挙げ、3-1でマンチェスター・シティが逆転勝利を収めた。

 両クラブが好調を維持しながら迎えたシーズン2度目の“マンチェスター・ダービー”。一度は一歩先行しながら、最終的に宿敵に敗れたマンチェスター・ユナイテッドだが、テン・ハフ監督は試合後のインタビューにて、「サッカーはポゼッションだけが重要ではない」と述べつつ、「もちろん、ゴールを決めるためにはボールが必要だし、私たちは最初に見事なゴールを決めたと思う。最初の20分間は、もっとチャンスがあったと思う」と優勢時に複数得点を挙げられなかったことを悔やんだ。

 また、「1-1の場面ではラッシュフォードがまたもやブレイクしていたし、2-1の直前にはガルナチョが突破口を開いていた。もう少しで勝つか、少なくとも引き分けに持ち込めたと思う」とコメント。宿敵から枠内シュート1本に抑え込まれた攻撃陣については、「1月から多くのゴールを決めた。その面では本当に進歩していると思う。前線は絶対に脅威だ」と信頼を強調した上で、「私たちはもっとゴールを決めることができるし、サッカーの試合に勝つために十分なゴールを決めることができると思う」とさらなる向上を求めている。

 さらに記者から、今回の敗戦が両クラブの差を思い知らされるものになるかと問われると、「いや、私はそうは思わない。絶対にそうではない」と主張。「私たちは今、ケガ人という多くの問題を抱えているが、それでもチャンスはあった。ほんのわずかな差だ。2点目を決めることもできた」と自らの見解を示しつつ、「例えば、カップ戦の決勝では本当に接戦となった。しかし、シティは現時点で世界最高のチームであることを忘れないでほしい」と語った。

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