原英莉花がお手本 切り返しの『抜重』で200%踏めてぶっ飛ばせる!

PGAツアーのトッププロたちも使用している足圧測定器『スイングカタリスト』。プロのデータを見てみると、切り返しでは地面を踏む力が一瞬減ることが分かっている。自身もスイングカタリストを使ってレッスンを行う石井忍が解説する。

スイングカタリストは、左右の体重配分だけではなく、スイング中にどのくらいの力が地面にかかっているかを調べられます。飛ばすためには、右足への踏み込みが大切ですが、プロは切り返した瞬間に約30%くらい脱力し、その直後に約200%ものパワーで地面を踏んでいるのです。

これは、トレーニングの専門用語で『抜重(ばつじゅう)』という動きですが、力を出す前に一瞬だけ力を抜くことによってフルパワーを出せるというものです。逆に、ずっと力が入ったままだと強い力は出せません。アマチュアの場合、切り返しで10~15%しか力が抜けておらず、踏み込んだ瞬間の力も150%以下となるケースが多くみられます。

具体的な動きで説明すると、プロは切り返した直後に腰を沈めたり、ヒザを曲げたりして抜重しています。女子ツアートップクラスの飛ばし屋、原英莉花選手を見ると、切り返し直後にヒザが曲がり、そこから右足のツマ先で地面を蹴って力強いドライバーショットを打っていることが分かります。

■石井忍
いしい・しのぶ / 1974年生まれ。千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーに参戦。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、解説者としても人気を博している。

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