25歳でシード入り 黄金世代・天本ハルカに大器晩成の予感【初シード選手紹介】

2024年の国内女子ツアーが2月29日にいよいよ開幕する。昨年は多くの若手たちが実力を発揮してシードをつかみとったが、ツアーのニューヒロインたちはどんな面々なのか。スタッツをもとにしたレーダーチャートとともに紹介する。今回は【天本ハルカ・25歳】。

大器晩成を予感させる。1998年度生まれの黄金世代、天本ハルカが25歳でシード選手の仲間入りを果たした。

プロテスト合格は2021年。5度目の受験でついに狭き門を突破した。“浪人生活”を送っていた20年には台湾ツアーにも参戦。ルーキーとして挑んだ22年はシード権を逃したものの、レギュラーツアーでシーズンを戦い抜いた。

そして23年。序盤は上位入りこそないが、しっかりと予選を通過してポイントを稼いでいく。終盤では3度のトップ10入りとブーストをかけて、メルセデス・ランキング43位でのシード入りとなった。

ツアー14位に入ったパーオン率(72.27%)をはじめ、ドライビングディスタンス(241.37ヤード、36位)、フェアウェイキープ率(67.61%、38位)、リカバリー率(64.20%、29位)とショットに関しては穴がない。唯一の泣き所といっていい平均パット数(1.83回、70位)の改善が、さらなる飛躍のカギを握りそうだ。

黄金世代といえば畑岡奈紗や渋野日向子、「日本女子オープン」2勝の原英莉花など、日本女子ゴルフ界をリードする世代だ。先を行くライバルたちの差を縮めるべく、ツアー初優勝をどん欲に狙う。

【2023シーズンの主要スタッツ】
・平均ストローク:71.44(28位)
・パーオン率:72.27%(14位)
・平均パット数:1.83回(70位)
・ドライビングディスタンス:241.37ヤード(36位)
・フェアウェイキープ率:67.61%(38位)
・リカバリー率:64.2%(29位)

■天本ハルカ(あまもと・はるか)
1998年7月23日生まれ。福岡県出身、第一学院高卒。8歳からゴルフを始め、高校生のときから男子プロの伊澤利光に師事する。2019年には予選会を突破して「全米女子オープン」に出場した。プロテストは5度目の受験となった21年に突破。ツアー参戦2年目の23年に初シードをつかんだ。本名は天本遥香。身長162cm。

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