マーティン・セリグマン博士によると「独り言」でゴルフのスコアは変わるらしい

ゴルフでは、ミスをしたときの気持ちの切り替えが必要だといわれています。その理由は、気持ちが切り替わっていないとミスの記憶が残ってしまい、ナイスショットはおろか、いつものショットさえ打てなくなるからです。
問題は、その切り替え方ですが、私がオススメするのは、「セルフトーク(独り言)」で“いい方向”に持っていくことです。

その効果について、アメリカの著名な心理学者、マーティン・セリグマン博士は、「同じ状況でも説明スタイルを変えるだけで運命が変わる」と言っています。セルフトークは、“運命”までをも変えてしまうものなのです。
 
「そうはいっても独り言なんて、思ったことがついポロリと出てしまうものではないの?」と思われる人も多いでしょう。確かにそうなのですが、意識をすることで発する言葉は確実に変わります。

では、具体的にどうすればいいのか? ゴルフにおいて有効なのは、次のショットに関してつぶやくことです。そうすればミスの悔しさを忘れることができるし、次のショットを考えるという大事な習慣も身に付くようになります。

例えばティショットでOBを打った場合、ほとんどのゴルファーが、「スイングのどこがいけなかったんだ」と反省を始めるはず。そんなとき、「このホールはボギーを取る」とつぶやきます。「+2」のことは考えずに、その状況での最良スコアであるボギーを取ることだけに集中するのです。

声に出すかは自由ですが、とにかく前向きな言葉をつぶやくことで次のショットではいつものスイングができるようになります。

トレーニングとして、日常生活でもミスをしたときは、次の行動に関して前向きな言葉をつぶやいてみてください。ラウンドでのミスの連続も減少するはずです。

解説:児玉光雄
こだま・みつお●追手門学院大学特別顧問。過去25年にわたりツアープロのメンタルカウンセラーを務める。現在、6名のツアープロのメンタル面をバックアップしている。日本スポーツ心理学会会員

※『アルバトロス・ビュー』856号より抜粋

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