パルマー弾で先制も…チェルシーがウルブスに4発逆転負け、クーニャにハットトリック許す

 プレミアリーグ第23節が4日に行われ、チェルシーとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。

 前節はリヴァプールに1-4の完敗を喫し、リーグ戦4連勝を逃した10位チェルシー。対する11位ウルブスも壮絶な撃ち合いの末にマンチェスター・ユナイテッドに敗れ、無敗記録が「4」で止まった。チェルシーの本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で行われる今節は、両チームにとって大量失点での敗北からの立ち直りを期す一戦となる。なお、昨年12月の前回対戦は2-1でウルブスが勝利。果たして今宵はフォちらのチームが白星を手にするのだろうか。

 序盤から激しい攻防が続く。ウルブスはボール奪取からの鋭い攻撃を繰り出し、ペドロ・ネトやマテウス・クーニャがフィニッシュに持ち込む。対するチェルシーはクリストファー・エンクンクやコール・パルマーらがチャンスを創出。19分にはエンソ・フェルナンデスが縦パスを送ると、敵陣中央でコナー・ギャラガーの落としを受けたモイセス・カイセドがボックス内右へスルーパスを供給。走り込んだパルマーがゴール右下隅に流し込み先制に成功した。

 しかしウルブスもすぐさま反撃。22分、ピッチ中央付近でカイセドからボールを奪うと、ドリブルで持ち上がったジョアン・ゴメスが左へ展開。クーニャがカットインから右足を振り抜くと、チアゴ・シウヴァに当たったボールがゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻す。その後は互いに決定機を作れぬまま時計の針が進む。チェルシーは41分、マロ・ギュストが右サイド深くに抜け出しゴール前へ折り返すも、味方には繋がらなかった。

 すると43分、ネウソン・セメドが右サイドで起点を作ると、斜めのランニングで抜け出したネトが中央へゴール前へグラウンダーのクロスを供給。走り込んだライアン・アイト・ヌーリがダイレクトで流し込み、ウルブスが逆転に成功した。前半はこのまま1-2で折り返す。

 後半最初の決定機は47分のチェルシー。右サイドで細かくボールを繋ぎ、パルマーがボックス内左へ走り込むベン・チルウェルへ絶妙な浮き玉パスを供給。ワンタッチで落としたボールにラヒーム・スターリングが合わせたが、シュートは惜しくも枠の右へ外れた。対するウルブスは56分、クーニャの突破からFKを獲得し、パブロ・サラビアが左足で狙うも枠をわずかに外れて追加点とはならなかった。

 63分、ウルブスはピッチ中央でのボール奪取を起点にショートカウンターを発動。右サイドを駆け上がったネトがマイナス方向へ折り返すと、後方から走り込んだクーニャがダイレクトでネットを揺らした。ウルブスが得意な形でリードを広げる。2点ビハインドのチェルシーはニコラス・ジャクソンやミハイロ・ムドリク、カーニー・チュクエメカを投入し攻勢を強めるも得点を奪えぬまま時計の針が進んでいく。

 すると80分、ギュストがボックス内でクーニャを倒してしまいウルブスにPKを献上。これをクーニャが冷静に沈め、ハットトリックとなるゴールでリードを3点に広げた。チェルシーは86分、ムドリクの左CKにT・シウヴァが頭で合わせ1点を返すが反撃もここまで。試合は2-4で終了し、チェルシーはリーグ戦連敗となった。次節、チェルシーは12日にアウェイでクリスタル・パレスと、ウルブスは10日にホームでブレントフォードと対戦する。

【スコア】
チェルシー 2-4 ウルヴァーハンプトン

【得点者】
1-0 19分 コール・パルマー(チェルシー)
1-1 22分 マテウス・クーニャ(ウルヴァーハンプトン)
1-2 43分 ライアン・アイト・ヌーリ(ウルヴァーハンプトン)
1-3 63分 マテウス・クーニャ(ウルヴァーハンプトン)
1-4 80分 マテウス・クーニャ(PK/ウルヴァーハンプトン)
2-4 86分 チアゴ・シウヴァ(チェルシー)

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