ウルヴス、FWブロヤ獲得へオファーも…条件に不満のチェルシーが拒否か

 チェルシーは、アルバニア代表FWアルマンド・ブロヤに対するウルヴァーハンプトンのオファーを拒否したようだ。30日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 報道によると、前線の補強を狙っているウルヴァーハンプトンはブロヤをレンタル移籍で獲得するという最初のオファーを提示したという。しかし、チェルシーとしてはブロヤが退団する場合は、完全移籍か買い取り義務が付随するレンタル移籍でのみの取引を望んでおり、ウルヴァーハンプトンのオファーは買い取りオプションも含まれていないものだったため、これを拒否したという。

 現在22歳のブロヤは2009年にチェルシーの下部組織に加入し、2020年3月のプレミアリーグでトップチームデビューを飾った。2020-21シーズンはフィテッセ(オランダ)、2021-22シーズンはサウサンプトンへのレンタル移籍も経験。2022年7月にチェルシーに復帰し、同年9月には2028年までとなる長期契約を締結した。

 しかし、2022年12月に右ひざの前十字じん帯を断裂して手術を受けたことにより、長期離脱。今年9月に実戦復帰を果たしたものの、まだ本調子を取り戻すことができず、ここまで公式戦19試合出場で2ゴール2アシストを記録するにとどまっている。

 そんなブロヤには、フルアムやウェストハム、ウルヴァーハンプトンなどからの関心が伝えられており、下部組織出身で帳簿上では売却費がそのまま純粋な利益として計算されることから、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)やプレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)の遵守のために売却される可能性も噂されている。

 それでも、適切なオファーが届かない限り、チェルシーは売却をしない方針であることが明らかになっており、マウリシオ・ポチェッティーノ監督も30日には「(ブロヤと)コミュニケーションをとることなどない。すべてが静かで、とてもリラックスしているからね」と動きがないことを示唆しているが、果たしてウルヴァーハンプトンが改めてオファーを提示することはあるのだろうか。

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