
コヴェントリーに所属している坂元達裕が、30日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)第29節ブリストル戦で今季7点目を記録した。
前節終了時点で11勝10分7敗という成績を残し、勝ち点「43」を積み上げたコヴェントリーは、現在昇格プレーオフ出場圏内の6位につけている。30日に行われたFAカップ4回戦のシェフィールド・ウェンズデイ戦は1-1のドローで終えたものの、現在チャンピオンシップでは3連勝中と好調だ。右サイドの2列目を主戦場として中心選手に君臨している坂元は、ここまでチャンピオンシップ24試合のピッチに立って6ゴール2アシストを記録するなど、イングランドへ渡って1年目ながら充実のシーズンを過ごしている。
今節はホームで、ここまで10勝7分11敗の勝ち点「37」で13位につけるブリストルと激突。10試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた坂元は、27分に大仕事をやってのけた。
コヴェントリーは左サイドからの攻撃でクロスボールを放り込むも、ボックス中央での競り合いでボールが高く舞い上がる。ペナルティエリア右にポジションを取っていた坂元は、見事なファーストタッチでこのボールをピタリと収めると、うまく体を入れてボールをキープ。相手に厳しく寄せられている状況のなか、斜め後ろに持ち出してシュートコースを作ると、腰を巻き込んで左足を振り抜いた。シュートは相手DF2枚の間を抜けてゴールへ吸い込まれる。坂元の3試合ぶり今季7ゴール目で、コヴェントリーが先手を取った。
しかし、コヴェントリーは前半終了間際に同点ゴールを許すと、後半も終盤に差し掛かった83分には逆転ゴールを決められる。それでも、直後の86分にはゴール前でミドルシュートのこぼれ球に詰めたエリス・シムズがダイレクトで押し込み、試合を振り出しに戻した。試合はこのままタイムアップを迎えている。
コヴェントリーはホームゲームで4連勝を逃したものの、これでチャンピオンシップ10試合で6勝4分と無敗を継続。24シーズンぶりのプレミアリーグ復帰を目指す終盤戦に向けて、好調を維持している。坂元は7試合連続のフル出場を果たした。
次節、コヴェントリーは2月3日に敵地でノリッジと、ブリストルは同2日にホームでリーズと、それぞれ対戦する。
【スコア】
コヴェントリー 2-2 ブリストル
【得点者】
1-0 27分 坂元達裕(コヴェントリー)
1-1 45+1分 ロブ・ディッキー(ブリストル)
1-2 83分 ナーキ・ウェルズ(ブリストル)
2-2 86分 エリス・シムズ(コヴェントリー)