PGAのモナハン会長が“LIVのお膝元”サウジ入り　統合に向けてミーティングか

米国男子ツアーのジェイ・モナハン会長が今週サウジアラビアを訪れ、LIVゴルフを支えるサウジアラビアの政府系ファンド「PIF」のヤシル・アルルマヤン会長とミーティングを行う、と米スポーツ・ビジネス・ジャーナルが第一報を伝えた。
同紙によると、二人が直接会うのは昨年の夏以来のこと。11月にもミーティングが予定されていたが実現しなかったという。また英ロンドンタイムズ紙は「二人は最近、長時間の話し合いを電話で行った」と報じた。

米国男子ツアー、欧州男子ツアー、LIVゴルフを所有するPIFの三者による統合は、当初の契約の締め切りだった2023年12月31日から延期された。すでに統合に向けて新しい営利事業団体のPGAツアー・エンタープライズを発足する骨組みが発表され、その最終合意に向けて話し合いが進められている。

欧州ツアーのキース・ペリー会長は先週11日、4月に同ツアーの会長職を辞任し、カナダのメープルリーフス・スポーツ＆エンターテインメントにCEOとして就任することを発表した。ペリー会長は辞任発表後の取材で「三者の統合は4月の辞任前には締結される」とコメントしている。（文・武川玲子=米国在住）