バイエルン、今冬のパリーニャ獲得は見送りか…CBと右SBの補強を優先?

 フルアム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャに関心を寄せていたバイエルンだが、今冬の獲得を見送る可能性があるようだ。10日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 前人未到の12連覇を目指すブンデスリーガで勝ち点「38」の2位につけ、チャンピオンズリーグ(CL)では5勝1分無敗の成績でグループステージ突破を決めたバイエルン。まずまずの成績でシーズン前半戦を終えたものの、チームを率いるトーマス・トゥヘル監督やクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)が選手層を不安視していることから、今冬の移籍市場では複数ポジションの補強に乗り出す可能性が高いと報じられている。

 要補強ポジションの1つと見られているのが守備的MF。クラブは昨年夏の移籍市場にて加入が決定的と報じられながらも、最終的に獲得を逃したパリーニャをターゲットに据え続け代理人との交渉を継続。しかし今回の報道によると、既に選手本人と口頭合意が成立しているにも関わらず、今冬の移籍市場での獲得を見送る可能性が高まっているという。

 理由としては、フルアム側が要求する5000万ユーロ(約80億円)以上という移籍金に一部のクラブ幹部が難色を示していることや、ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロとドイツ人MFアレクサンダル・パヴロヴィッチが中盤の戦力として計算できるようになったことなどが挙げられている。また、バイエルンはパリーニャ獲得見送りによって捻出した資金を使い、センターバック(CB)と右サイドバック(SB)の補強に乗り出す可能性が高いようだ。

 なお、これらのポジションの獲得候補としては、トッテナム所属のイングランド代表DFエリック・ダイアーやパリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表DFノルディ・ムキエレらの名前が浮上。前者については既に口頭合意が成立し、後者についても買い取りオプションが付随したレンタルオファーを提示したことが報じられている。

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