マンUで構想外のサンチョ、“古巣”ドルトムント復帰へ前進?…交渉は最終段階に到達か

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、ドルトムントへの移籍に近づいているようだ。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 現在23歳のサンチョはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2017年夏にドルトムントへ完全移籍加入を果たした。同クラブで前線の主軸に定着し、公式戦通算137試合出場50ゴール64アシストという成績を残すと、2021年夏に推定7300万ポンド(現在のレートで約134億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ加入。ここまで公式戦通算82試合に出場し12ゴール6アシストをマークしている。

 今シーズンのプレミアリーグでも開幕から3試合連続で起用されていたサンチョだが、その後エリック・テン・ハフ監督との関係が悪化し、昨年9月以降は公式戦に1分たりとも出場せず。トップチームの練習からも締め出されるなど構想外の状態が続いている。こうした現状に伴い、同選手には今冬の移籍市場でのマンチェスター・ユナイテッド退団の可能性が浮上。古巣ドルトムントが獲得を検討していることが報じられている。

 今回の報道によると、ドルトムントはサンチョと今シーズン終了までのレンタル契約を締結するべくマンチェスター・ユナイテッドとの交渉を継続中とのこと。現在はレンタル料や手数料の詳細についての話し合いが行われており、ドルトムント側は同選手が来週中にトップチームの練習に合流することを望んでいるという。

 なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、クラブ間での交渉が既に最終段階まで到達しつつあると指摘。その上で、ドルトムントがサンチョ獲得に際して支払う金額は全体で400万ユーロ(約6億3000万円)程度になる可能性が高いと伝えている。また、サンチョ自身はドルトムントへの移籍を熱望しており、古巣での練習開始に向けた準備を進めているという。

 大きな期待と共にマンチェスター・ユナイテッドへ加入したサンチョだが、わずか2年半でブンデスリーガへ復帰することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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