プレミアリーグで初の女性主審が誕生…コンパニ監督は歓迎「彼女を祝福した」

 プレミアリーグで史上初となる女性主審が誕生した。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグ第18節が23日に行われ、フルアムとバーンリーが対戦。47分にウィルソン・オドベールのゴールでアウェイのバーンリーが先制すると、66分にもサンデル・ベルゲが追加点を挙げ、2-0でバーンリーが勝利を収めた。

 この試合で注目が集まったのは主審を務めたレベッカ・ウェルチ審判員で、プレミアリーグ史上初めて女性で主審を担当した審判となった。

 現在40歳のウェルチ審判員は2010年から審判キャリアをスタートさせ、2017年と2020年に女子FAカップ決勝で笛を吹いた後、2020年にUEFA(欧州サッカー連盟)のエリートカテゴリーの女性審判員に昇格した。2021年にはリーグ2(イングランド4部)のポート・ヴェイルとハローゲート・タウンの一戦で主審を務め、イングランドのプロ試合で史上初の女性主審となった。

 さらに、今年1月にはチャンピオンシップ(2部)でバーミンガム・シティとプレストン・ノースエンドで初の女性主審となったほか、FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージランド2023でも担当審判員に名を連ね、3試合で担当。先月4日に行われたプレミアリーグ第11節のフルアム対マンチェスター・ユナイテッドでは女性として史上初めて第4審判を担当するなど、多くの実績を積み上げてきた。

 歴史的な瞬間に立ち会った試合後、バーンリーを率いるヴァンサン・コンパニ監督は「大きな瞬間だったので、彼女を祝福したかった」と試合終了後にウェルチ審判員に少し話しかけた理由を明かしながら、次のように続けた。

「試合が終わった今、これは節目となる瞬間だと言えるだろうし、それ以上の何かになるかもしれない。誰かが実力に基づいて評価されるということは常に最高なことだ。でも、初めての経験は必要なものだ。本当によくやったと思うし、この瞬間に立ち会うことができて嬉しく思っている」

【ハイライト動画】フルアムvsバーンリー

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