
20日に都内のホテルで行われた「JLPGAアワード2023」に、今季4勝を挙げた19歳・櫻井心那が出席。特に印象に残る活躍した選手に贈られる『敢闘賞』を受賞した。
ルーキーイヤーだった昨年は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場。その中で史上初となる年間5勝を挙げ、賞金ランキング1位に輝いた。その資格で今季はレギュラーツアーに参戦。「資生堂レディス」で初優勝を飾ると、勢いそのままに4勝。宮里藍、畑岡奈紗に続くツアー史上3人目となる10代4勝の快挙達成した。「こういう賞に選んでいただけたことは光栄。今年の1年の頑張りをこのような形で評価していただけて、報われた感じもする」と、緑の振袖に身にまとい白い歯をこぼした。
今年の漢字一字を尋ねられると、「よく聞かれるのですけど…」と戸惑いながら熟考。そして「鰻(ウナギ)」とニッコリ。まさかの回答で報道陣を笑わせた。
「勝負飯が鰻で、優勝したときとか最終日とかよく鰻を食べました。浜名湖では週4くらい。いっぱい行きました(笑)」という“まさか”の珍回答。プロになってからハマったという鰻からパワーをもらって、シーズンを元気に戦い抜いた。
来月には成人式を控え、2月にはハタチの誕生日を迎える。「今年は周りに支えてもらってばかりだった。少しはわたしが影響を与えるとか、思いやり、気配りをできるような大人になっていきたいです」と誓いを立てた。来季の目標は「複数回優勝、海外メジャー出場、年間女王」。10代最後の時間を存分に楽しみながら、飛躍を目指す”節目”の20歳も突き進む。