ベティスDFミランダ、移籍金最大6.2億円で今冬ミラン加入か…売却額の40%はバルセロナに

 ベティスに所属するDFフアン・ミランダが、今冬の移籍市場でミランに加入する可能性が高まっているようだ。7日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 2000年1月19日生まれのミランダは現在23歳。主戦場は左サイドバックで、持ち味のパスセンスや正確無比なキックにラ・マシアの香りも色濃く残っている。8歳でベティスのカンテラに入団し、14歳でバルセロナのカンテラに移籍。4年後にはトップチームデビューを果たしたものの、定着することができずに、2020年夏にベティスに加入した。ここまでクラブ公式戦通算92試合に出場し6得点11アシストを記録するとともに、2021-22シーズンのコパ・デル・レイ優勝にも貢献している。

 そんなミランダに対して、今冬の移籍市場での獲得を目指しているのがミランのようだ。『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、左サイドバックの人材不足に悩む“ロッソネロ”は、ベティスとの現行契約が来夏に満了を迎え、新契約締結の意思がない同選手に、4年契約を提示するとのこと。ベティス側もフリー移籍だけは避けたいことからクラブ間合意に近づいており、移籍金300万ユーロ(約4億7000万円)〜400万ユーロ(約6億2100万円)の間に落ち着く見込みと報じている。

 また、ミランダのミラン移籍が成立した場合は、バルセロナに移籍金の40パーセントが支払われる。これは、バルセロナからベティスに同選手が加入する際に、両クラブが共同保有契約に合意しており、同契約にはバルセロナ側が売却権利の40パーセントを所有するという条項が盛り込まれているからだ。ただしスペイン紙『マルカ』は、かつてバルセロナがベティスから獲得したDFジュニオル・フィルポ(現:リーズ)の移籍金が一部未払いとなっているようで、その返済に充てられる可能性もあると指摘した。

 ここまで公式戦13試合に出場するなど、主力を張っているミランダだが、ベティス退団の足音は近づいているようだ。

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