バイエルン、中盤強化に向けカゼミーロの動向を注視か…パリーニャへの関心も継続

 マンチェスター・ユナイテッド所属のブラジル代表MFカゼミーロに対し、バイエルンが興味を示しているようだ。29日、『スカイスポーツ』や『ビルト』など複数のドイツメディアが伝えている。

 今シーズンのブンデスリーガでここまで12試合を消化し、10勝2分の成績で首位レヴァークーゼンと「2」ポイント差の2位につけているバイエルン。チャンピオンズリーグ(CL)でも開幕からの4連勝で早々と決勝トーナメント進出を決めるなど、まずまずの序盤戦を過ごしている。しかし、就任2年目のトーマス・トゥヘル監督は守備における戦力強化を望んでおり、1月に控える冬の移籍市場では即戦力の獲得に乗り出す可能性があると報じられている。

 要補強ポジションと見られているのが守備的MF。クラブは今夏にフルアム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャの獲得を画策し、選手本人とは5年契約の締結で個人合意に達したことが報じられた。しかし、移籍市場最終日にメディカルチェックが実施されたにも関わらず、交渉は土壇場で決裂。夏の補強に失敗したバイエルンは、依然としてパリーニャに関心を寄せており、冬の移籍市場で“再オファー”を提示する可能性もあるという。

 さらに今回の報道によると、バイエルンはパリーニャと並ぶ守備的MFの獲得候補としてカゼミーロの動向を注視しているとのこと。現在31歳の同選手はレアル・マドリードで数々のタイトル獲得に貢献した後、昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍で加入。エリック・テン・ハフ監督率いるチームの中盤の主軸としてここまで公式戦通算63試合に出場し11ゴール7アシストをマークしている。

 バイエルンの優先はあくまでパリーニャの獲得であると報じられているものの、トゥヘル監督も確かな実力と豊富な経験を兼ね備えるカゼミーロを高く評価しているようだ。また、前者の移籍金としてフルアムは6000万ユーロ(約97億円)以上を要求すると見られているが、後者はその金額以下で獲得できる可能性もあるという。果たしてドイツの“絶対王者”は1月にどのような動きを見せるのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。

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