
<ヒーローワールドチャレンジ 事前情報◇29日◇アルバニー(バハマ)◇7449ヤード・パー72>
今週、バハマで開催される「ヒーローワールドチャレンジ」(11月30~12月3日)で約8カ月ぶりの実戦復帰を果たすタイガー・ウッズ(米国)。前日に行われたプロアマ戦は「開幕に備える」として9ホールでプレーを終了した。
タイガーがホストを務める同大会には20選手が出場。前日は会場のアルバニーGCで18ホールをプレーするプロアマ戦にタイガーも出場した。
9ホールでプレーを切り上げた理由は、「明日から始まる4日間に向けて(体力を)温存するため」と今週キャディを務めるビジネスパートナーでもあるロブ・マックママラ氏が明かした。今朝の時点で「9ホールが最適」と判断したという。
前日に行われた公式会見で4月に手術を受けた右足首は「まったく痛みがない」と完治を報告。しかし一方で、ヒザや腰など「体のあちこちには負担がかかっている」と話した。
プロアマ戦では少しコンパクトになったスイングを披露、4月の「マスターズ」3日目は、冷たい雨の中コース去るときには右足を大きく引きずっていたが、この日は完璧ではないが大きく進歩が見られたと現地メディアは伝えている。
9番ホールを終えたタイガーは後半をプレーする代わりに同組でプレーしたアマチュアたち4人とランチをともにすることで合意し、クラブハウスへと引き上げた。(文・武川玲子=米国在住)