
<ヒーローワールドチャレンジ 事前情報◇28日◇アルバニー(バハマ)◇7449ヤード・パー72>
「マスターズ」の最終日以来、自身がホストを務める米ツアー「ヒーロー・ワールドチャレンジ」で約8か月ぶりの実戦復帰を果たすタイガー・ウッズ(米国)は28日、会場のバハマ、アルバニーでの公式会見で現状を語った。
鍛えられた上半身に少しふっくらした顔に満面の笑みを浮かべるウッズ。自身のゴルフの状態への第一声は「ぼくのゲームは鈍っているよ」と言いながらも白い歯がこぼれた。「しばらくプレーしていないからね。だけど戦うことにとてもエキサイトしているし、みんなと同じように…どうなることかと思っている」とプレーに関しては未知数とした。
一方で、マスターズから棄権する要因となった右足については「手術を受けた。しばらく試合では戦っていない。だけどこれだけは言える。オーガスタで、あるいはその前にあった足首の痛みはまったくなくなった」と完治を宣言、「ただしその分、ほかに負荷が掛かっているところはあるから痛みはある。でも足首の手術は成功した」と状況を明らかにした。
今後のスケジュールについて、来年はもっと試合に出場することに希望をもった。「状態がベストであれば、1カ月に1試合出たい」とウッズ。「それが現実的な状況。だから(2月の)ジェネシス招待、3月はプレーヤー選手権くらいに何か出たい。そのためにも今週は大きな一歩だ」とした。
今週は29日(水)に開催されるプロアマ戦にも出場、30日(木)から開幕する4日間大会は「予選落ちなしで72ホール、計90ホールを歩いてプレーすることに不安はない」と大きな自信をみせた。(文・武川玲子=米国在住)