渡邉彩香が4年ぶりQTを決断した2つの理由 「ゴルフがなんだかんだ好き」

<JLPGA ファイナルQT 初日◇28日◇葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース(静岡県)◇6421ヤード・パー72>

ツアー通算5勝の渡邉彩香がファイナルQTに出場。初日を1アンダー・19位タイで滑り出した。来季前半戦にフル出場できるラインは35位以内と見込まれているなか、圏内からのスタート。ここから順位をあげていきたいところ。
インからスタートして、出だし5ホールで3ボギーと少しつまづいた。だが、17番パー5で2打目をグリーン近くまで運ぶと直接決めてチップイン・イーグルを奪取。「久しぶりのQTで緊張感もあったし、バタバタしちゃったけど、イーグルで元気になった。後半は気持ち良く打てていたと思う」と、後半は2つのバーディを奪ってカムバックに成功した。

今季最終戦となった「大王製紙エリエールレディス」でシード喪失が決まった。そのときには今後について、「これから(決める)。相談もしながら、自分がどうしたいかを考えて」とQT参加を明言していなかったが、2週間後、その姿は葛城にあった。「落ち着いて考えたり、いろんな人の考えを聞いたりしたなかで“まだできることがあるかもしれない”と思ったことがひとつ」と決断を下した。

もうひとつの理由は、大王製紙エリエールレディスが終了して、練習しようとふと行動していた自分の姿があったから。「結局、ゴルフがなんだかんだ好きかなと(笑)。これが終わって、来年どれくらい出られるかはこれから(決まる)けど、自分が好きなゴルフをやりにきた感じです」。

2019年以来、4年ぶりのQT。出場すると決めたからには、その思いは明確だ。「ここに来たというのはそういうことだよね、っていう。とりあえず来てみたというものではないです」。始まる前の緊張は、この日の好プレーのおかげで少し落ち着いた。レギュラーツアー返り咲きへ向けてさらに気を引き締める。(文・笠井あかり)

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