就任4戦目にして早くも連敗…ナーゲルスマン監督は改善の必要性を強調「やるべきことが多くある」

 ドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督が、チームの改善の必要性を強調した。21日、ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 昨年のFIFAワールドカップカタール2022で2大会連続のグループステージ敗退に終わったドイツ代表は、その後の歴史的不振を受け9月にハンジ・フリック前監督の解任を決断。自国開催のEURO2024を来夏に控えるなか、36歳のナーゲルスマン監督のもとで再出発を切ることとなった。初陣となった先月の2連戦を1勝1分で終えたものの、18日に行われたトルコ戦は2-3で敗北。21日には既にEURO2024本戦出場を決めているオーストリアと対戦した。

 試合は29分にマルセル・サビツァーの技有りの一撃でオーストリアが先制に成功すると、49分にはヒートアップしたレロイ・サネが相手選手への報復行為で一発退場に。数的不利となったドイツは73分にクリストフ・バウムガルトナーに追加点を献上すると、そのまま0-2で完封負けを喫した。就任後4戦目にして早くも連敗を喫したナーゲルスマン監督は、試合後に次のようなコメントを残している。

「我々にはやるべきことがたくさんある。とりわけ前半のチームに対しては、被害者のように振る舞うのではなく、この状況を受け入れる必要があると伝えたばかりだった。このままではEUROで結果を残せず、不甲斐ないプレーを見せることになってしまう。やるべきことは多くある。今回の代表遠征を通じて、全員が多くのステップを踏む必要があるということを受け入れなければならない」

 自国開催のEURO2024開幕までに残された時間は7カ月を切っている。難しい舵取りを任されている36歳の青年監督は「どのポジションにおいても非常に多くの改善が必要だ。来年夏のことを考えれば何事も簡単にはいかないだろう。それらはハードワークと“ドイツの美徳”によってのみ成し遂げることができる。それが事実だ」と強調した。

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