
バルセロナが中盤の補強に向けて複数の選手をリストアップしているようだ。16日、スペイン紙『アス』が伝えている。
バルセロナをめぐっては、長らく中盤の主軸に君臨し数多くのタイトルをもたらした元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツが今夏にインテル・マイアミへ完全移籍。“黄金期”を知るレジェンドの退団を受け、クラブは後釜としてジローナからスペイン人MFオリオール・ロメウを獲得した。カンテラ出身の32歳は今シーズンここまで16試合に出場しているものの、クラブ内部や現地での評価はそれほど高くないと報じられている。
これを受け、シャビ・エルナンデス監督やデコSD(スポーツディレクター)をはじめとしたクラブ幹部は、中盤に一線級の戦力を加えたいと考えているとのこと。1月に開幕する冬の移籍市場でMFの獲得に動く可能性は低いものの、中盤の強化を中長期的な目標として定め、すでに複数名をリストアップしているという。
今回『アス』が報じたところによると、バルセロナはニューカッスル所属のブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスとレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディの動向を特に注視しているとのこと。前者についてはかねてから関心が伝えられ、後者に至っては今夏の移籍市場での獲得の噂も挙がっていたが、引き続きリストの上位に据えられているようだ。また、フェイエノールト所属のオランダ代表MFマッツ・ウィーファーやアタランタ所属のブラジル人MFエデルソンに対しても興味を示しているという。
近年は移籍市場のたびに積極的な補強を敢行し、戦力の拡充に努めてきたバルセロナ。中盤の強化に向けて、どの選手の獲得に乗り出すのだろうか。今後の動向にも注目が集まる。