
コリンチャンスに所属するU-23ブラジル代表MFガブリエル・モスカルドに対し、ヨーロッパの複数の強豪が関心を寄せているようだ。15日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』やイタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
2005年9月28日生まれで現在18歳のモスカルドは守備的MFを主戦場とするプレーヤー。母国の名門コリンチャンスの下部組織で頭角を表し、今年7月にトップチーム昇格を果たした。今シーズンはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(国内リーグ)の16試合を含む公式戦通算35試合に出場するなど、既にチームの主力選手として活躍。また、9月にはU-23ブラジル代表にも招集された。
今後の成長も楽しみな若き“注目株”MFだが、ヨーロッパの複数のメガクラブがその動向を注視しており、今後の移籍市場で獲得に乗り出す可能性があるという。『イブニング・スタンダード』によると、アーセナルとリヴァプール、チェルシーの3クラブがモスカルドに関心を寄せているとのこと。チェルシーについては今夏に1800万ポンド(約34億円)のオファーをコリンチャンスに拒否されたものの、再び獲得に乗り出す可能性が高いと報じられている。
また、『スカイスポーツ』が報じたところによれば、ミランもモスカルドをリストアップしており、プレミアリーグ勢との獲得競争に向けて準備を進めているとのこと。コリンチャンスは現行シーズンが終了する12月以降に他クラブとの交渉に臨むと見られている。現行契約を2026年夏まで残す同選手に対し、ブラジルの名門は少なくとも2500万ポンド(約47億円)以上の移籍金を要求する可能性が高いようだ。
なお、モスカルドをめぐっては、マンチェスター・ユナイテッドとバルセロナも興味を示しているとの噂が挙がっている。1月に開幕する冬の移籍市場に向けて各クラブがどのような動きを見せるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。