
マンチェスター・シティ所属のイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスに対し、複数の強豪クラブが関心を寄せているようだ。12日、『ミラー』や『トークスポーツ』など複数のイギリスメディアやイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
現在27歳のK・フィリップスはプロデビューを飾ったリーズで頭角を表し、昨年夏に総額4500万ポンド(約84億円)と報じられた移籍金でマンチェスター・シティへ加入した。しかし、当初の期待とは裏腹にジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームでは適応に苦戦。負傷にも苦しめられた昨シーズンは公式戦21試合に出場したものの、スタメン起用はわずか4試合のみ。今シーズンもここまで合計215分の出場に留まっている。
そんな同選手をめぐっては、来る1月の移籍市場でのマンチェスター・シティ退団の可能性が浮上。来年夏のEURO2024本大会出場を目指す27歳は「チャンスが来ることを願っているが、もしそうでなかったら他の決断もしなければならない」とも発言しており、グアルディオラ監督をはじめとしたクラブ側も選手自身が移籍を希望する場合には、他クラブへの放出に踏み切る可能性が高いと報じられている。
すでに複数のクラブがK・フィリップスに関心を寄せており、リヴァプールとニューカッスルについては実際にオファーの提示に踏み切る可能性があるとのこと。また、『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じたところによれば、ユヴェントスも来年1月に開幕する冬の移籍市場での獲得を本格的に検討しているという。フランス代表MFポール・ポグバがドーピング違反、イタリア代表MFニコロ・ファジョーリが違法賭博により出場停止となっている同クラブは、シーズン途中での中盤補強を熱望しており、アーセナル所属のガーナ代表MFトーマス・パルティらと共にK・フィリップスをリストアップしているようだ。
なお、K・フィリップスにはバイエルンからの関心も噂されている。果たして同選手は1月にどのような決断を下すのだろうか。