
バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、アラベス戦を振り返った。12日、スペイン紙『マルカ』が同監督のコメントを伝えている。
ラ・リーガ第13節が12日に行われ、バルセロナはアラベスと対戦した。試合は、開始18秒でアラベスが先制に成功したものの、53分にロベルト・レヴァンドフスキが得点を奪い、バルセロナが同点とする。78分には、レヴァンドフスキがPKを確実に沈めて逆転弾を奪取し、2-1でバルセロナが勝利を収めた。
試合後のインタビューに応じたシャビ監督は、「トランジションで苦労したのは事実だが、ハーフタイム明けの30分はとても良かった。ただ、多少は良くなったが、もっともっとやらなければならない」と称賛に加えて反省も口に。「勝つためには個性とパーソナリティを示さなければならなかった」と述べながら、「とても重要な勝利だ」と試合を振り返っている。
一方で、メディアによるバルセロナに対しての懐疑的な報道が増加している点については、「マスコミの言うことはチームに影響する」と主張し、「現実にはない筋書きが生まれ、それが影響する。ネガティブな感情が生まれ、それが彼らに影響を与える」と否定的な考えを強調。「私はあまり神経質ではないが、選手たちはピリピリしている」とチームがナーバスな状況に陥っていると明かした。
そうした状況のなかシャビ監督は、「私はバルサの癌だと言われていたが、今は監督としてここにいる」と選手たちに言葉を送ったと告白。「落ち着いて気楽にやるように伝えた」と説明し、「今日の選手たちには愛が必要だった」とメッセージを送った理由を語っている。