シード争い最終戦も折り返し地点 勝みなみが大きく前進、渋野日向子はシード圏外に後退

<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 2日目◇10日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
 
米国女子ツアーは今週を含めて残り2試合。今大会終了後のポイントランキング上位80名に来季シード権が与えられ、年間女王かかる来週の最終戦は60位までの選手が出場できる。日本勢では古江彩佳、笹生優花、畑岡奈紗、ルーキーの西村優菜がすでに切符を手にしている。
ランキング78位とシードのボーダーラインが背中に迫ったなかで迎えた勝みなみだが、初日を2位で滑り出すと、2日目もその勢いは止まらず。首位と2打差の単独2位で大会を折り返した。ランキングは暫定49位として、シード権、さらには最終戦出場“圏内”を維持したままムービングデーへと入っていく。

ランキング81位からシード滑り込みを目指している渋野日向子だが、この日は「73」と苦しいプレーを強いられた。それでも最後にバーディを奪って薄氷の予選通過。ポイントの上積みが必須な状況で、まずは第一関門を突破した。

とはいえ、渋野よりランキング下位の選手が奮闘したことで、状況は厳しくなった。62位タイで週末へと向かうが、ポイントランキングは81位から暫定84位に後退。ここから挽回が必須となっている。

ランキング92位のリンディ・ダンカン(米国)、91位のウィチャネ・メーチャイ(タイ)がともに4位で折り返しており、このままであればそれぞれ暫定78位、77位に浮上する見込み。13位タイにつけるレクシー・トンプソン(米国)は88位→暫定83位、21位タイのジーナ・キム(米国)も89位→暫定86位と奮戦しており、ボーダーラインの争いはさらに加速していく。

渋野にとっては「首の皮一枚つながった」という予選ラウンド突破。土壇場で踏ん張ったなか、勝とともにフルシード獲得、そして最終戦出場に向けて、もう一段階ギアを上げて週末へと向かっていく。

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