誘拐されていたL・ディアスの父親が無事解放…クロップ監督も安堵「とても良いこと」

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、誘拐されていたコロンビア代表FWルイス・ディアスの父親が解放されたことに言及した。9日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 L・ディアスの両親は先月28日にコロンビア北部のバランカスで見知らぬ男たちに車から呼び止められ、被害を受けたという。現場に警察がやって来たことで武装集団は母親を車の中に置き去りにしたものの、父親はそのまま連れていかれてしまったことが伝えられていた。

 すでに誘拐をしたのはコロンビアの反政府極左武装組織である民族解放軍(ELN)であることが明らかになっており、ELN側は近日中にL・ディアスの父親を解放することを主張していたものの、依然として誘拐されたままとなっていた。

 そんななか、コロンビア警察と地元メディアによると、9日にL・ディアスの父親であるルイス・マヌエル・ディアス氏はELNのメンバーによって、国連とカトリック教会当局者に引き渡されたという。同氏は軍のヘリコプターでバジェドゥパル市に移動し、健康診断を受けた後、家族のもとに戻る予定であることが報じられている。なお、同氏の健康状態は良好で、虐待の兆候などはないことも明らかになっている。

 これを受け、リヴァプールはクラブ公式X(旧ツイッター)で「私たちは(ルイス・ディアスの)父親が無事に戻ったというニュースを嬉しく思っており、彼の解放に尽力したすべての関係者に感謝する」と声明を発表している。

 また、9日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループE第4節のトゥールーズ戦前にイギリスメディア『TNT Sports』のインタビューに応じたユルゲン・クロップ監督は「私がニュースを知らせる立場にはないが、ルチョ(ルイス・ディアス)はとても嬉しそうに見える。常にサムズアップしているし、とてもとても良いことだ。タイミング的にはこれ以上ないほど良かったし、(今知らされたのなら)素晴らしいことだ」と語った。

 なお、L・ディアスはトゥールーズ戦に先発出場し、82分までプレーしたものの、試合は2-3で敗れている。

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