渋野日向子はしぶといパーセーブで流れ切らさず「ラッキーもあって前向きに回れた」

<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 初日◇9日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
 
シード圏外で迎えたラスト一戦。渋野日向子は初日、5バーディ・1ボギーの「66」と好ラウンドをみせて4アンダーの好発進。「難しいホールもありましたけど、なんとか渋いパーパットを入れてっていうのが多かったので、このスコアで良かったなと思います」と振り返った。
スタートの10番では7メートルを沈めてバーディ発進。「セカンドもすごく良かったですし、パッティングも良かったので、入ってくれて良かったです」。幸先良く滑り出した。12番パー3では左のショートサイドからアプローチを寄せきれずにボギーとするも、13番パー4ではセカンドショットを60センチにつけて、すぐさま獲り返した。
 
続く14番ではガードバンカーから寄せきれずピンチを迎えたが、長いパーパットを沈めて耐える。すると、16番では左のラフから目の前の池を避けてフックをかけたボールが、右からの傾斜を使ってピンに絡むスーパーショット! 「ちょっと右かなと思いつつ、傾斜もあるかな大丈夫かなと見送っていたら、いい感じに寄っていってくれたので、そこはラッキーでした」とバーディを奪った。18番でも長いパーパットを沈めて2アンダーで折り返した。
 
後半に入って最初の1番パー4では、セカンドショットを奥のピンに果敢に突っ込んでいき、バックスピンで戻してベタピンバーディ。2番では2メートル弱のパーパットを残したが、これも入れてしのいだ。5番でひとつバーディを奪い、最終9番パー3では3メートルを決め、ナイスパーで締めた。
 
「18番では池に入るかなと思ったら埋まってセーフだったり、外からパーパットが入ったり、16番もあったり、ラッキーもあったぶん、気持ち的にもすごく前向きに回れたラウンドでした。少ないチャンスをしっかり生かせて良かったかなと思います」。最後まで流れを切らさずに18ホールを回りきった。
 
あすの2日目は、1番ホールのトップからスタートする。「トップスタートなので、いい勢いでいけるように頑張ります」。フルシードが得られるのは年間ポイントランキング80位以内。81位で迎えた最後の戦いでシード獲得へ突き進む。

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