アーセナル、トニー獲得のため冬に4選手を売却か…現地紙が放出候補を紹介

 プレミアリーグのアーセナルは、新戦力獲得に向け4名の選手の売却を検討しているようだ。9日、イギリス紙『エクスプレス』が伝えている。

 今季のプレミアリーグで勝ち点「24」の4位につけているアーセナル。悲願のリーグ制覇に向け順調なスタートを切った同クラブだが、さらなる戦力拡大のため、冬の移籍市場でブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーの獲得を画策していると報じられてきた。また、イギリス紙『ミラー』によると、現在は合計262件の賭博規則違反により、8カ月間に渡るサッカー関連活動の停止処分が下されているトニーだが、選手本人もアーセナルへの移籍を希望しているという。

 そんななか『エクスプレス』は、トニー獲得への資金調達のため、アーセナルが4選手の売却を検討していると報道。最初に名前が挙がったのは、イングランド代表MFエミール・スミス・ロウだ。1年半ぶりのプレミアリーグ復帰戦となったシェフィールド・ユナイテッド戦で膝を痛め、再度数週間の離脱を強いられることとなった同選手に対し、「ほとんどのアーセナルファンは彼の退団を望まないだろうが、放出の可能性がある」と述べつつ、「プレミアリーグのクラブからの関心もあり、入札合戦に発展する可能性もある」と伝えている。

 2人目は、イングランド代表GKアーロン・ラムズデール。在籍3年目となる今シーズンは、開幕から4試合連続でゴールを守った同選手だが、以降は今夏にブレントフォードから買い取りオプション付きレンタルで加入したスペイン代表GKダビド・ラヤが正守護神に。同紙は、EURO2024に向けたイングランド代表入りのため、「1月までにアーセナルのレギュラーに戻らなければ、他クラブへの移籍を模索するかもしれない」と報じ、「一方でアーセナルは、今年初めに新契約を結んだばかりのラムズデールに高額な移籍金を要求できる」とも主張した。

 次に名前が挙がったのは、イングランド代表FWエディ・エンケティアだ。9月には初めて同国代表に選出されたストライカーだが、「新たなストライカー(トニー)を獲得すれば、エンケティアは3番手に降格する」と評価し、「彼は常にトップチームでレギュラーとしてプレーしたいという願望を持ち続けているだろうし、EUROにも行きたいだろう」と出場機会を優先して、自らアーセナルを去る可能性があると紹介した。

 4人目は、ガーナ代表MFトーマス・パルティ。今夏には退団に向けユヴェントスとの個人合意が報じられていた同選手だが、「再び退団の可能性が噂されている」という。2020年夏のアーセナル加入以降、度重なる負傷に悩まされているトーマスに対し、「30歳を高額で売却することはできないかもしれない」と年齢を問題点に挙げながら、「しかし、サウジアラビアからの関心が再燃すれば、それでもかなりの額を手にする可能性はある」とサウジアラビアを移籍先の候補として掲げている。

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